2017年(平成29年)鹿児島県の公立高校入試!過去問数学の大問1の小問と計算問題
どうも、最近YouTubeで車中泊動画を公開しました、坂田です。
さて今回は、鹿児島県2017年(平成29年)の公立高校入試の数学過去問(計算問題の部分)を解答と共に解説します。
数学の最初の大問1の小問や計算問題は、他の教科のなかでも特に費用対効果が高いので、短時間で得点アップを狙える優先順位の高い分野です。
ですので、このページをご覧になって、『基本が不十分だな』と感じたら、優先して対策していただければと思います。
鹿児島県にお住いの高校入試を控えた受験生は、ぜひご覧ください。
鹿児島県の公立高校入試数学~過去問2017年(平成29年)の大問1の小問 |
① \(83-45÷9\) |
② \(0.2×\frac{5}{8}+\frac{3}{16}\) |
③ \(-4^2+(-3)^2\) |
④ 6の平方根を根号を使って表せ。 |
⑤ 七角形の内角の和は何度か。 |
以下は、この鹿児島県の高校入試問題2017年(平成29年)の解答・解説になります。
問題ごとに、同類の計算問題で復習できるようにしていますので、よろしければそちらもご覧ください。
鹿児島県2017年(平成29年)の公立高校入試数学~過去問の解答・解説 |
① \(83-45÷9\)
四則演算の問題です。 足し算、引き算よりも先に、掛け算、割り算を計算するという順番を知っていますか?という問題ですね。 この場合、引き算と割り算があるので、割り算を先にします。 つまり、先に『45÷9』の部分を計算してまとめておくわけです。 すると、問題の式は =83-5となります。 これをさらに計算して =78 が答えですね。 |
② \(0.2×\frac{5}{8}+\frac{3}{16}\)
これも第一問目と同様に、四則演算の要素があります。 掛け算と足し算がありますので、この場合は、掛け算を先にします。 『\(0.2×\frac{5}{8}\)』の部分を先に計算するわけですね。 そしてこれは、小数×分数の形になっています。 このままだと計算しにくいので、0.2を分数に変換しましょう。 0.1が\(\frac{1}{10}\)なのですから、 0.2はその倍の\(\frac{2}{10}\)に変換できますね。 なので『\(0.2×\frac{5}{8}\)』の部分は 『\(\frac{2}{10}×\frac{5}{8}\)』ということになります。 この部分だけ計算すると\(\frac{1}{8}\)になりますね。 なので、最初の問題の式はこうなります。 =\(\frac{1}{8}+\frac{3}{16}\) 分数どうしの足し算なので、通分します。 分母を16に揃えます。 =\(\frac{2}{16}+\frac{3}{16}\) あとはこれを計算すれば完了です。 =\(\frac{5}{16}\) |
③ \(-4^2+(-3)^2\)
マイナスの数字を二乗する場合は(カッコ)をまるごと2乗するのか、それとも数字だけを2乗するのかを判断しなければなりません。これはそういう問題です。 \(-3)^2\)の部分は、(カッコ)ごと2乗するので、符号に気をつけて計算すると マイナス3かけるマイナス3でプラス9になります。 けれども\(-4^2\)の部分は、4だけを2乗するので、 その結果である16に頭のマイナスをくっつけることになります。 つまり、最初の\(-4^2+(-3)^2\)は =-16+9 になるというわけです。 このあたり、符号でミスをする子が多いので、ケアレスミスに気を付けてください。 最後にこれをまとめて =-7 になります。 |
④ 6の平方根を根号を使って表せ。
これは計算式がありませんが、質問の意味を理解できていれば簡単な問題です。 6の平方根は何か? と聞かれた場合、 『2乗して6になる数字は何ですか?』 と質問されているのと同じことです。 例えば 『2乗して16になる数字は何ですか?』 と聞かれれば 『4と-4です。』 というように二つ答えますよね。 なぜなら 『-4掛ける-4も+16』だからです。 なのでこの場合も+と-の二つ答えが登場しそうです。 結論から先に言いますが この場合は\(+\sqrt{6}\)と\(-\sqrt{6}\)が答えになります。 まとめて書くと、 \(±\sqrt{6}\) という表記が、スマートな解答です。 \(\sqrt{6}\)×\(\sqrt{6}\)=6というように ルートの付いた数字は2乗するとルートが取れる というように覚えておくと話は早いですね。 つまり \(-\sqrt{6}\)×\(-\sqrt{6}\)=6 というように \(-\sqrt{6}\)もまた、2乗すると6になるので、これもまた答えとしてOKというワケです。 |
⑤ 七角形の内角の和は何度か。
内角の和を求める問題ですが、『n角形の内角の和の公式』を忘れていても解くことができます。 まず、三角形と四角形の内角の和を思い出してください。 三角形の内角の和は180度ですよね。 そして四角形に1本の対角線を引くと、三角形が2個登場しますね。 つまり四角形の内角は、三角形の内角の和の二つ分だということがわかります。 なので180度を2倍した360度が四角形の内角の和だということになります。 では五角形ではどうでしょうか? 五角形のなかには三角形は何個入っているでしょうか? 3個入っていますね。 なので、五角形の内角の和は 三角形の内角の和である180度の3倍ということになります。 ちょっと、これまでの情報をまとめてみましょう。 三角形の内角の和は三角形1個分なので180度×1 四角形の内角の和は三角形2個分なので180度×2 五角形の内角の和は三角形3個分なので180度×3 ここまできたら、その法則に気が付き始めることと思います。 つまり、この問題は七角形なので、その内部に三角形は5個あるということが想像がつくでしょう。 つまり 180度の5倍がちょうど七角形の内角の和になる、ということです。 なので 180×5=900 になり、答えは 900度 が正解です。 |
以上、鹿児島県で出題された数学過去問2017年(平成29年)の、公立高校入試問題の解答と解説を終わります。
ご覧いただきまして、ありがとうございました☆